団体作品の展示にあたって
長生会の各事業所をご利用の皆様には「コロナ禍」にあって、やむなく、外出、面会の制限等にご協力を頂いていますが、少しでも屋内で楽しく生活して頂けるように、作品制作等を頑張って頂いております。集団で一つの作業を和気あいあいとお話しながら行うことは、大変意義のあることと考えていますが、同時に集団感染のリスクも伴います。それだけに各事業所では遮へい板や作業スペースの消毒等、様々な工夫を行いながら、団体作品の制作を行っています。
今回、毎年開催致しております作品展示会の代わりに、ホームページにて皆様の作品をご紹介させて頂きましたが、この中でご紹介しきれなかった作品がまだまだ沢山ございます。
これからも職員一同力を合わせ、ご利用者様、ご家族様、地域の皆様方、関係各所の皆様方のご協力を賜りながら、この難局を乗り切るべく一生懸命努力し、いつの日か皆様と一緒に盛大な作品展示会を開催したいと考えております。その際には、今回紹介しきれなかった全ての作品を展示させて頂きたいと考えておりまので、今後ともご支援、ご協力賜りますようお願い致します。
個人作品の展示にあたって
一般的に高齢者は支援が必要とのイメージを持っている方も多いと思いますが、少しのお手伝いで驚くような能力を発揮される方も沢山いらっしゃいます。作品一つ一つを見ても、到底職員ではできないような細かな作業を根気強くされてあったり、マネできないようなきれいな字を書かれたりと見習う事、教えて頂くことも多くあります。特に作品制作もさることながら、家庭菜園や干し柿作り等は、職員が教えて頂くことが沢山あります。加齢と共に身体面や認知機能面も低下し、何らかの支援が必要になることも多くなると、一般的には誰かの支援が必要になることばかりが、クローズアップされがちですが、まだまだ誰かの役に立てたり、何らかの役割を担うことができる方も沢山いらっしゃいます。これからも作品や様々な活動を通して、役割探しをしながら、潜在能力を多く発揮頂けるような環境づくりに取り組んでまいりたいと思います。